ラ・ラ・ランドはつまらない?いやいや、切ない恋愛映画の秀作ですよ。
- ラ・ラ・ランドとは
- ラ・ラ・ランドのストーリー
- この作品の用法・容量/効果・効能
- ラ・ラ・ランドの見どころ その1:踊りだしたくなる歌と音楽、そして原色が鮮やかな映像が素晴らしい
- ラ・ラ・ランドの見どころ その2:カップルが揉めるときのあるある、そして歯止めが効かなくなる空気がリアル
- ラ・ラ・ランドの見どころ その3:意外な結末が、ハリウッドっぽくなくていい
- ラ・ラ・ランドはつまらない?
- まとめ
ラ・ラ・ランドとは
ラ・ラ・ランドは、2016年に公開されたミュージカル映画です。
ちなみにラ・ラ・ランドは、以下ページによると3つの意味を持ち合わせているとのこと。
カリフォルニア州ロサンゼルス
現実離れした世界、おとぎの国
現実から遊離した精神状態
ラ・ラ・ランドのストーリー
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。
ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ (セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。
やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる…。
※hulu作品紹介ページより引用
この作品の用法・容量/効果・効能
この作品のベースは、恋愛映画です。
そこに、素敵な歌と踊り、そして女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、音楽家としての成功を夢見るセブ(ライアン・ゴズリング)の、お互いを思うがゆえのジレンマや、挫折・葛藤が描かれます。
少しネタバレ気味になってしまうかもしれませんが、この映画は必ずしも120%のハッピーエンドではありません。
そのため、現在、仕事や恋愛がうまくいっている方は、今はこの映画を見なくてもよいと思います。
逆に、
「夢や目標に対して、少し挫けそうになっている」
「恋愛がうまく行かなくて、凹み気味」
「今の彼氏(彼女)との距離感って、このままでいいのだろうか」
そんな悩みを抱えている方に、ぜひご覧頂きたい映画です。
素晴らしい歌と音楽で心がリフレッシュされると共に、悩みに対してどう向き合うべきか、優しく指針を示してくれます。
服用する(鑑賞する)タイミングとしては、金曜日か土曜日の夜がおすすめです。
この映画を見たあとには、「ラ・ラ・ランドのキャラクターはこういう選択をしたけど、私(俺)はこの先どうすべきなんだろう」と、鑑賞後 寝る前に考えたくなります。
週末であれば、考え込んで眠れなくなっても、翌日がお休みなので安心ですね。
※ラ・ラ・ランド公式サイトより
ラ・ラ・ランドの見どころ その1:踊りだしたくなる歌と音楽、そして原色が鮮やかな映像が素晴らしい
オープニングのシーンで流れるAnother Day of Sunから、一気に引き込まれます。
パーティー会場へ向かうシーンで流れるSomeone in the Crowdの胸躍る感じ。
セブ(セバスチャン)のライブシーンで流れるStart a Fireと、その曲が盛り上がりライブハウスの興奮が頂点に向かうに連れて、徐々に彼との距離を感じ始めるミア。
「ハリウッドのセンス、なめたらあかんで」とでも言わんとばかりに、素直にかっこいいシーンの連続です。
そして、特に序盤の原色で埋め尽くされた鮮やかなミュージカルシーンは、そこだけでも一見の価値があります。
※ラ・ラ・ランド公式サイトより
ラ・ラ・ランドの見どころ その2:カップルが揉めるときのあるある、そして歯止めが効かなくなる空気がリアル
若いときって、「そんなつもりで言ったんじゃない」っていう一言をきっかけに、徐々に互いがヒートアップすることってありがちですよね(お酒が入っていると特に)
この映画でもその点がすごく自然に描かれています。
安定した収入を得て、ミアを安心させるため、売れはするけど自分のセンスとは少し違う音楽を仕事にしていくセバスチャン。
それに対し、まさか自分のことを思っての選択であることを知らず、「最近のアナタは、儲かっているけど、楽しそうじゃない」と言ってしまうミア。
本当はお互いのことを思っているのに、ちょっとのすれ違いから、売り言葉に買い言葉になり、関係に亀裂が入ってしまう。
決して楽しいシーンではないのですが、「あぁ…これこれ、やっちゃうんだよなぁ」と妙に共感してしまうリアリティがあります。
ラ・ラ・ランドの見どころ その3:意外な結末が、ハリウッドっぽくなくていい
実は私も、実際に観るまでは「なんとなく楽しいミュージカル映画で、最後はハッピーエンドで終わるんでしょ」と思っていました。
ところがどっこい、物語は意外な結末を迎えます。
悲しくないわけではないんだけど、決して辛いわけではない。
なんだか初恋の人のことを思い出したくなるような、哀愁を帯びたエンディングが、この作品を味わい深いものにしています。
ラ・ラ・ランドはつまらない?
「ラ・ラ・ランド」で検索すると、「ラ・ラ・ランド つまらない」といった検索候補が出てきます。
あくまで恋愛映画なので、そこには謎解きやミステリーといった展開はありません。伏線を終盤で回収、といったこともありません。
そういう意味では、脚本自体は一本調子とも言えます。
ですが、それを補ってあまりある魅力的な音楽や映像、そしてキャストたちの演技が満載ですので、「ミュージカル映画はちょっと。。。」という方も含めて、ぜひご覧いただけると嬉しいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ハリウッドが本気を出してつくった、歌と踊りの楽しさ満載の切ないミュージカル映画です。アカデミー賞も納得の名作です。
ラ・ラ・ランドは、ぜひhuluでご覧ください。
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※本記事は執筆時点での情報をもとに記載しています。
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